ゆずやは、作家ユズハが手がける個人サークルだ。コミックマーケットを中心に頒布を重ねており、学校の図書委員、下宿先の同居人、銭湯の店員といった、日常の中で偶然に近い距離感が生まれる関係性をモチーフにした作品を継続的に発表している。派手な設定に頼らず、身近なシチュエーションの中でじわじわと二人の距離が縮まっていく過程を描くのが特徴で、TOP5の作品すべてが4.1〜4.9点台という高い評価を維持している安定感のあるサークルだ。 代表作「無口な図書委員とセックス漬け。」は、タイトル通り口数の少ない図書委員のヒロインとの関係を描いたシリーズの第一作。寡黙で感情が読み取りづらいヒロインだからこそ、彼女が少しずつ心を開いていく過程に読者の関心が集まりやすく、シリーズ化されるだけの支持を得た代表作になっている。続編の「無口な図書委員とセックス漬け。夏休み篇」は、本編で人気を博した無口ヒロインとの関係が夏休みという特別な時間の中でさらに深まっていく一冊で、4.88点という5作品中最高の評価を獲得している。長期休暇という特殊な状況設定が、日常ものとしての関係性描写にさらなる深みを与えることに成功した続編と言える。 「ぼくの下宿性活について」は、下宿先での同居生活を舞台にした一冊。同じ屋根の下で過ごす時間の積み重ねから関係が育っていく様子を描いており、コミックマーケット103でも頒布された比較的新しい作品にあたる。 「君のものになる前に―」は、TOP5の中では最も刊行が古い一本。タイトルが示す通り、まだ「ものになっていない」関係性の途上にある二人の心の機微を描いた作品で、ゆずやの日常系シチュエーション作品の原点的な位置づけと言える。 TOP5最後の「銭湯のおねえさんと交わる、4日間の夏」は、銭湯の従業員という接客業ならではの距離感から始まる関係を、4日間という短い期間に凝縮して描いた一冊。2026年刊行の比較的新しい作品ながら4.83点という高評価を獲得しており、ゆずやが得意とする「限られた時間の中で深まる関係性」という王道パターンを今も安定して描き続けていることがうかがえる。 図書委員、下宿人、銭湯の店員――ゆずやが選ぶヒロインたちに共通するのは、派手さよりも「日常の中でふと近づく距離感」だ。刺激的な設定に頼らずとも、丁寧な関係性描写だけで高い評価を積み重ねてきた実績が、TOP5全作品の評価の高さに表れている。
同人コミック ・ 特集 ・ 2026/9/18
ゆずや特集
代表作
1無口な図書委員とセックス漬け。
無口なヒロインが少しずつ心を開いていく人気シリーズの第一作
2無口な図書委員とセックス漬け。夏休み篇
夏休みという特別な時間でさらに関係が深まる、シリーズ最高評価の続編
3ぼくの下宿性活について
下宿先での同居生活から育まれる関係を描いた比較的新しい一冊
4君のものになる前に―
まだ「ものになっていない」関係の機微を描いた、日常系作品の原点
5銭湯のおねえさんと交わる、4日間の夏
銭湯という接客業ならではの距離感から始まる、4日間に凝縮された物語









