PCゲーム ・ 特集 ・ 2026/8/31

ウグイスカグラ特集

代表作

  1. 1紙の上の魔法使い【萌えゲーアワード2014 ニューブランド賞受賞】

    紙の上の魔法使い【萌えゲーアワード2014 ニューブランド賞受賞】

    デビュー作。萌えゲーアワード2014ニューブランド賞受賞。メタフィクション色の強い緻密なシナリオが持ち味。

  2. 2冥契のルペルカリア

    冥契のルペルカリア

    演劇を題材にした群像劇。負の感情の果てに愛と希望を見出す、強い読後感を残す一本。

  3. 3水葬銀貨のイストリア【萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞 受賞】

    水葬銀貨のイストリア【萌えゲーアワード2017 キャラクターデザイン賞 受賞】

    萌えゲーアワード2017キャラクターデザイン賞受賞。陰惨な物語とTRUEエンドの伏線回収が高評価。

  4. 4空に刻んだパラレログラム

    空に刻んだパラレログラム

    超能力を使った空の競技を描く青春スポーツもの。王道な展開と爽やかな後味が持ち味。

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紹介

ウグイスカグラは、前身ブランド「ヨナキウグイス」の後継として立ち上がったアダルトゲームブランドだ。原画に桐葉、シナリオにルクル氏を毎回起用する固定布陣が特徴で、その作風は一言でいえば「ド鬱」。昨今では珍しいほど強烈で重苦しいシナリオと、その道程に見合うだけの読後感のあるエンディングを描くことに定評がある。誤字脱字やバグの多さがしばしば指摘されるブランドでもあるが、それでも根強いファンを獲得し続けている、良くも悪くも"ヤバい"と評される特殊なメーカーだ。 『紙の上の魔法使い』は、萌えゲーアワード2014でニューブランド賞を受賞したウグイスカグラのデビュー作。魔法の本が物語内容を現実に投影し、登場人物が割り当てられた役割を演じさせられていくメタフィクション色の強い一本で、緻密な伏線回収と巧みなギミックによりシナリオの完成度はウグイスカグラ作品でも随一と評されている。誤字脱字の多さを指摘する声はあるものの、その完成度の高さで根強い支持を得ている。 『冥契のルペルカリア』は、演劇を題材にした群像劇。理不尽・苦悩・挫折・憎悪・復讐といった負の感情を丹念に描き切りながら、その果てに愛や希望を見出していく構成が高く評価されている。次々と視点が切り替わる構成で各キャラクターの内面を掘り下げ、全編を覆う不穏な空気感も相まって強い読後感を残す一本だ。 『水葬銀貨のイストリア』は、萌えゲーアワード2017でキャラクターデザイン賞を受賞。人魚姫の伝説が語り継がれる人工海上都市を舞台に、ポーカーがキーアイテムとなる物語が展開する。陰惨なシナリオを描き切った点、TRUEエンドの伏線回収と高揚感が高く評価される一方、個別エンドの弱さを指摘する声もある、ウグイスカグラらしさが色濃く出た一本だ。 『空に刻んだパラレログラム』は、超能力「クオリア」を使って空を飛ぶ競技をテーマにした青春スポーツもの。王道な展開と爽やかな後味の良さから「ウグイスカグラへの絶対的な信頼が確立された」と評する声がある一方、試合描写にやや物足りなさを指摘する声もあり、評価が分かれる一本となっている。 どの作品にも共通するのは、重苦しくやりきれない展開を正面から描き切った先に、確かなカタルシスを残すウグイスカグラらしい作家性だ。読み応えのある重厚なシナリオを求めるなら、まずはこの4本から手に取ってみてほしい。