シルキーズプラスDOLCEは、SF仕立てのシナリオと、ゴールが一本道のストーリー構成にこだわるアダルトゲームブランドだ。量子力学やAI、時間ループといった専門的な題材を扱いながらも破綻なくまとめ上げる構成力と、熟読・考察の価値があるほど丁寧に張り巡らされ回収される伏線で高く評価されている。 『景の海のアペイリア』は、萌えゲーアワード2017で準大賞・コンセプトデザイン賞をW受賞した代表作。ふたば学園AI研究会に所属する主人公が、自我と感情を持つ人工知能「アペイリア」の開発に成功してしまうところから物語が動き出す、SF×青春の科学冒険ADVだ。量子力学やAI、時間ループといった題材を破綻なくまとめ上げ、丁寧に回収される伏線が高く評価されている一方、序盤の説明パートがやや長いという声もある。オープニングテーマ「アペイリア」への評価も高い。 『言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)』は、萌えゲーアワード2018でボイス賞を受賞した一本。演技をテーマにした作品で、キャラクターの感情の機微を丁寧に描き、大きな事件性は薄めながらも没入感のある物語運びが評価されている。ボイス面の評価はとりわけ高く、演技もの作品として大きな瑕疵のない仕上がりと評されている。 『景の海のアペイリア 〜カサブランカの騎士〜』は、本編のファンディスク。誓約の騎士として本編に登場したシャーラ・ナナミを主軸に、コメディ色を強めながら主人公とヒロインたちの関係が発展していくアフターストーリーだ。謎解きと冒険劇を絡めた構成で、本編の完成度には及ばないという声もあるが、しっかりした作りのファンディスクとして評価されている。 『華燭の海のアペイリア』は、シリーズの短編にあたる一本。まだレビュー数は少ないながら、唯一の評価は満点となっており、今後の評判が注目される作品だ。 『【音楽】景の海のアペイリア〜カサブランカの騎士〜 オリジナル音楽CD』は、ファンディスクの世界観を彩るオリジナルサウンドトラック。物語の余韻を音楽で味わいたいファン向けの一枚となっている。 どの作品にも共通するのは、SF的な題材を破綻なく構成し、丁寧な伏線回収で魅せる、シルキーズプラスDOLCEらしいシナリオライティングへのこだわりだ。じっくり考察しながら読み進めるタイプのSFシナリオゲーを求めるなら、まずはこの5本から手に取ってみてほしい。
PCゲーム ・ 特集 ・ 2026/9/1
シルキーズプラスDOLCE特集
代表作
1景の海のアペイリア【萌えゲーアワード2017 準大賞・コンセプトデザイン賞 受賞】
萌えゲーアワード2017準大賞・コンセプトデザイン賞W受賞。AI・量子力学・時間ループを絡めたSF青春ADV。
2言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)【萌えゲーアワード2018 ボイス賞 受賞】
萌えゲーアワード2018ボイス賞受賞。演技をテーマに感情の機微を丁寧に描く一本。
3景の海のアペイリア 〜カサブランカの騎士〜
本編のファンディスク。誓約の騎士2人を主軸にコメディ色強めのアフターストーリーを展開。
4華燭の海のアペイリア
シリーズの短編。レビュー数は少ないながら唯一の評価は満点。
5【音楽】景の海のアペイリア〜カサブランカの騎士〜 オリジナル音楽CD
ファンディスクの世界観を彩るオリジナルサウンドトラック。




